パンク修理作業完全修理(内面修理)
パンクの原因は様々ですが、修理可能なパンクは釘などによる「直径6ミリ未満のピンホール状のキズ」が原則となります。ラジアルタイヤの修理可能部位はトレッド面(路面に接地する模様がついているところです)だけです。また、パンクした時には速やかにスペアタイヤに交換して最寄のタイヤ専門店へご相談ください。
パンクしたタイヤで走行するとタイヤのサイド部分が破壊され修理不能になる事が多くなります。
プラグとパッチの併用によりエア漏れはほぼ完全に止まります。また、タイヤ内面の損傷も確認できるので修理後も安心して使用していただける修理方法です。
作業の流れ
パンク原因の穴を確認します。
タイヤをホイールからはずします。
タイヤ内面から確認しながら、貫通穴をきれいに開けます。※内部損傷の確認もします。
油脂クリーナーでスプレーします。
ヘラを使って、タイヤ内面の油分をこすり取ります。
表面をヤスリがけして前処理を行います。
修理剤を仮あてしてみて処理面がぴったりかどうか確認します。
修理穴に特殊セメントを流し、修理剤との接合を高めます。
ヤスリがけした部分にはハケで薄く塗り、半乾きまで待ちます。
修理剤の先端付近に少しだけセメントをつけます(塗りすぎ注意)。
内面から差し込みます。
しっかりひっぱって密着させます。
ローラーで加圧して密着させます。※意外に力仕事です。
修理剤のまわりに補修セメントを塗り、削った部分を完全に覆います。
丸く黒い部分が乾いたらゴム状になり空気もれが止まります。
タイヤをホイールへ組み直します。
修理部からの空気もれがないか確認します。
余分な部分をカットします。
バランス調整をします。
ようやく修理が完了しました。